投稿日:2024.03.04 最終更新日:2025.01.31

ファクタリングの売掛金は分割払い可能?払えない状況やその対策もあわせて解説

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    ファクタリングは売掛金を活用した資金調達方法です。ファクタリングでは売掛金回収後にファクタリング会社に送金する必要がありますが、「ファクタリングで分割払いができるのか?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

    今回は、ファクタリングで分割払いはできるのかについて回答するとともに、分割払いを勧めるファクタリング業者の注意点や支払いができない状態にならないための対策を解説します。

    ファクタリングの売掛金は分割払いできる?

    ファクタリングで分割払いは基本的にできません。ファクタリングは、売掛金を現金化することで資金調達を行うサービスです。売掛金の買取という形をとるため、融資や貸金業とは異なります。

    分割払いを認めることは貸金業とみなされる可能性があり、貸金業ではないファクタリング会社が分割払いを設定することは違法です。多くのファクタリング会社は貸金業の登録をしていないため、分割で支払うのは基本的に不可能とされています。そのため、ファクタリングの返済方法は一括払いのみです。

    ファクタリングにおける売掛金の支払い方法

    ファクタリングは2社間ファクタリング3社間ファクタリングがあり、利用者の支払いがあるのは2社間ファクタリングです。

    2社間ファクタリングの支払い

    2社間ファクタリングの場合、利用企業がファクタリング会社から買取代金を受け取り、後日取引先から売掛金を回収した後、一括でファクタリング会社に支払わなければいけません

    3社間ファクタリングの支払い

    3社間ファクタリングの場合、取引先企業から直接ファクタリング会社へ売掛金が支払われます。そのため、利用企業は回収や支払いの手続きを行う必要がありません。

    支払いの先延ばしも貸金業に該当する

    ファクタリングでは、支払いの先延ばしもできません。売掛先からの入金が遅れているなどが原因で送金が遅れるケースもあるでしょう。しかし売掛金の回収が遅れている場合でも、ファクタリング会社への支払いを延期することは原則として認められていません。交渉次第では延期が認められるケースもありますが、長期での延期は厳しいのが実情です。

    支払いの先延ばしに関しては、「ファクタリングで払えない場合の対処法 | 返済できないリスクや注意点もあわせて解説」でも触れているので、参考にしてみてください。

    継続的な資金調達が必要な場合は銀行融資を検討する

    ファクタリングはどちらかというと短期向けの資金調達方法です。ファクタリングの手数料は比較的高い傾向にあり、繰り返しの利用はかえって資金繰りを悪化させる原因となってしまいます。

    長期的な資金調達が必要な場合は、銀行融資など他の方法を検討する必要があります。銀行融資では、分割返済や長期の返済スケジュールの調整が可能です。資金調達の計画に応じて適切な方法を選びましょう。

    分割払いが可能なファクタリング業者には注意が必要

    分割払いを勧めるファクタリング業者には注意する必要があります。貸金業に登録していれば問題ありませんが、未登録で分割払いの貸付を勧めてくる悪徳業者が一定数います。

    こういった悪徳業者は相場を超えた手数料を請求してきたり、利用者に不利な条件を突きつけてきたりします。過去に摘発された事例もあるため、ファクタリングを利用する際は慎重に業者を選びましょう。

    分割払い以外にも、悪徳業者の特徴は複数あります。悪徳業者の判別方法について詳しく知りたい方は、「ファクタリングって安全なの?悪徳業者を判別する方法もあわせて解説」もチェックしてみてください。

    ファクタリングの支払いが払えないケースと対策

    取引先からの入金が遅れていたり、回収した売掛金を他の支払いに充ててしまったりして、支払いが難しくなることもあるでしょう。ここでは、それぞれのケースと対策について解説します。

    取引先からの入金が遅れている

    取引先から取引先の経営状況が悪化したり、支払いを失念していたりすることが原因で、予定通りに入金されないことがあります。

    このようなケースでは、まず取引先へ連絡を取り、「いつまでに入金可能か」「遅延の理由は何か」を確認します。その上で、速やかにファクタリング会社へ状況を報告し、対応を相談しましょう。

    売掛先の倒産などにより売掛金が回収できない場合も、早急にファクタリング会社へ報告が必要です。なお、取引先の都合による未回収の場合、ファクタリングを利用した企業が弁済する必要はありません。

    回収した売掛金を他の支払いに充ててしまった

    取引先から入金された売掛金を、他の支払いに使用してしまうケースです。これは契約違反となり、最悪の場合、横領罪として刑事告発される可能性もあります。

    入金された売掛金は必ずファクタリング会社への支払いに充て、他の用途に使用することは避けましょう。

    払えないからと踏み倒しするのはNG

    とはいえ、支払いができなくなったからといって、ファクタリング会社への支払いを放置したり、連絡を絶ったりする”踏み倒し”は絶対に避けるべきです。そのため、ファクタリングの返済が難しいとわかった早い段階で、ファクタリング会社に相談し、対処法を探ることが重要です。

    払えない状況にならないための対策

    ここでは、支払いができない状況にならないための対策を紹介します。

    ファクタリングを利用する前の対策

    ファクタリングを利用する前の対策として、手数料などの条件を複数のファクタリング会社で比較し、最も条件の良い会社を選ぶことが重要です。特に3社間ファクタリングオンラインファクタリングは手数料が低めに設定されています。

    手数料が低いファクタリング会社については、「ファクタリングにかかる手数料はどれくらい?安く抑える方法や手数料が低めのサービスを紹介」で紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

    また、手数料だけでなく、入金スピードや買取金額、ファクタリング会社の評判も重要な比較項目です。総合的にチェックして自社にあったファクタリング会社を選びましょう。

    ファクタリングを利用した後の対策

    ファクタリング利用後は、送金までのスケジュールを把握しておくことが大切です。

    2者間ファクタリングを利用している場合、売掛先企業から直接ファクタリング業者への支払いではなく、一度自社の口座を経由して支払うことになります。回収した売掛金は他の用途に使わず、予定通りにファクタリング業者へ送金できるよう、キャッシュフローの管理を徹底しましょう。

    ファクタリングの手数料を比較するなら「Payなび」

    支払いができない状況を防ぐためには、複数社で相見積もりを取り、なるべく手数料の低いファクタリングを選ぶことが大切です。ファクタリング一括申請サービス「Payなび」では手数料などの条件をまとめて比較できるのでおすすめです。

    手数料以外にも入金スピードや買取金額などのさまざまな条件で比較できるため、自社にあったファクタリングを選ぶのに役立ちます。

    まとめ

    ファクタリングは融資でないため、貸金業の登録がないファクタリング会社では、分割払いが認められていません。分割払いや長期での資金調達を希望している場合は、銀行融資の方が適している可能性があります。

    また、ファクタリングで支払いできない状況を避けるためには、複数社での比較が重要です。「Payなび」は、複数のファクタリング会社に一括で申し込めるサービスです。

    仮審査に通ったファクタリング会社の中から比較できるため、ファクタリング会社を探したり、申し込んだりする手間が省けます。アカウントの登録は無料なので、ぜひ気軽にご利用ください。

    この記事を書いた人

    Payなび運営チーム

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