ファクタリングって安全なの?合法性や悪徳業者を判別する方法を解説
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「ファクタリングは安全なの?」
「悪徳業者はどうやって見分ければいい?」
ファクタリングを検討している人の中にはこのような疑問や不安がある人もいるのではないでしょうか。資金調達の選択肢として注目されているファクタリングですが、ニュースや記事で悪質な業者の摘発事例を目にすると、不安になるのも当然です。
この記事ではファクタリングの安全性について解説するとともに、安全なファクタリング会社と悪徳業者を判別する方法を紹介します。安全にファクタリングを活用するためにも、ぜひ参考にしてください。
ファクタリングは安全なのか?
結論からお伝えすると、ファクタリングは安全かつ合法的な取引であり、法的にも問題はありません。ファクタリングは期日前の売掛金を現金化する資金調達方法であり、民法第466条において「債権譲渡はできる」と明記されています。
また、2020年には経済産業省主導で債権法の改正が行われ、ファクタリングなど売掛債権を活用した資金調達が行いやすくなりました。このようにファクタリングは国が積極的に推進している資金調達方法なのです。です。
ただし、法整備が不十分なため、残念ながら悪質な業者が存在するのも事実です。安全に利用するためには、信頼できるファクタリング会社を選ぶことが重要です。手数料や契約内容を確認し、慎重に利用しましょう。
⇒ファクタリングが違法ではない法的根拠を解説!違法なファクタリングを判別するためのポイントとは?
ファクタリングが安全ではないと言われる5つの理由
法的に問題ないファクタリングですが、その安全性を疑う人も一定数いるようです。ここではファクタリングが安全ではないと言われる5つの理由を紹介します。
1.営業する上での登録や認可が必要ないから
ファクタリングが安全ではないとされる理由の一つに「営業する上で登録や認可が必要ない」という点が挙げられます。
銀行や消費者金融などは金融庁への登録や監督が義務付けられていますが、ファクタリング事業は債権譲渡という性質上、貸金業とは異なるため、特別な認可や登録制度がありません。
誰でもファクタリング会社を立ち上げることができるため、専門知識や倫理観が不足した業者が参入しやすく、ファクタリングの安全性に対する懸念につながっています。
2.法整備が不十分で、悪徳業者が横行しているから
ファクタリングが安全ではないと言われる大きな理由は、悪徳業者が横行しているからです。ファクタリングは登場してまだ年数が浅いため、法整備が不十分であるのが現状です。また、ファクタリングは貸付ではないため、銀行やローンに適用される貸金業法や利息制限法は適用されません。
これらを悪用し、悪徳業者は高額な手数料を請求したり、不透明な契約を行ったりするのです。他にもファクタリングを装い貸付を行うケースも見られます。悪徳業者がいることは初めて利用する人にとって懸念材料となってしまうでしょう。
3.過去に摘発された判例があるから
過去に摘発された判例があることも、ファクタリングが安全ではないと言われる理由の一つです。当然ファクタリング自体は違法ではありません。しかし、ファクタリングをあまり知らない人からしたら「ファクタリングは安全でない取引だ」と思うかもしれません。
過去の不正利用や摘発された事例が、一部の人々の間で誤解や不安を生んでいる可能性があります。
4.消費者庁や金融庁が給与ファクタリングに関して注意喚起を行っているから
消費者庁や金融庁が給与ファクタリングに関して注意喚起を行っていることも、ファクタリングが安全ではないと言われる理由です。給与ファクタリングとは個人の給与を給料日前に現金化するサービスです。
ファクタリングという名称がついているものの、給与ファクタリングは貸金業に該当するとされています。給与ファクタリングをするためには貸金業登録する必要がありますが、悪徳業者は貸金業の登録をせずに運営しているのが現状です。
法外な手数料を請求されたり、悪質な取り立てを行われたという被害事例が発生しており、消費者庁や金融庁は給与ファクタリングに関して注意喚起を行っています。
5.長期的な利用は資金繰りを悪化させるリスクがあるから
ファクタリングでは売掛金を早期に現金化できる反面、手数料分だけ売掛金が目減りします。手数料は2社間ファクタリングなら8%〜18%、3社間ファクタリングでも2%〜9%程度です。
そのため、ファクタリングを頻繁に利用して目減り分が積み重なると、本来入金されるはずだった金額が少なくなり、長期的には資金繰りをさらに悪化させる原因となります。緊急時の一時的な利用にとどめることが望ましいでしょう。
ファクタリングを装った悪徳業者の様々な手口
1.低い手数料で誘い込む
悪徳業者は、驚くほど低い手数料を見せて顧客を引き付けようとします。しかし、実際に契約するとなると、「事務手数料」「初回手数料」などの様々な名目で追加料金を請求し、手数料を引き上げようとするのです。
結果として当初提示された手数料よりもずっと高額な費用が発生し、資金調達額が大幅に減ってしまいます。
2.ファクタリングを装って貸付を行う
一部の悪徳業者は、ファクタリングを装いながら貸付を行います。「売掛債権を買い取ります」といって勧誘して、高金利のローン契約を結ばせようとします。
契約書をよく確認すると「償還請求権あり」「返済義務あり」などの記載があったり、売掛先が倒産した場合に返済を求める条項が入っていたりします。これは「偽装ファクタリング」と呼ばれ、貸金業の登録をしないで貸付を行うのは違法です。
3.緊急性を出して契約を焦らせる
悪徳業者は「今日中に契約しないと条件が変わる」「この条件は今だけ」など、緊急性を強調して契約を急がせてきます。真っ当な会社であれば、顧客に十分な検討時間を与えるはずです。しかし、悪徳業者は他社と比較されたくないのか、急かすように営業してきます。
4.分割払いもできると提案してくる
「売掛金は一括で支払えなくても大丈夫ですよ」と分割払いを提案してくる業者もいます。しかし、ファクタリングは債権の買取であり、貸金業無登録で分割払いは認められていません。
にもかかわらず、「分割払いでも大丈夫」と提案してくる業者は、無許可で貸金業を行っている可能性が高いです。また分割払いにすることで、長期的に高額の手数料を払わせようと考えています。
5.契約書の控えを発行しない
契約書の控えやPDFを顧客に渡さないのも、悪徳業者の手口の一つです。利用者にとって不利な契約条件や違法な取引内容を隠そうとします。控えがないと、後日トラブルが発生した際に自身の権利を主張することが難しくなります。
6.違法な取り立てで恐怖を与える
通常のファクタリングでは、債権が回収できなくてもファクタリング会社がそのリスクを負います。
しかし、悪徳業者の中には、債権が回収できないと強引な取り立てを行うところもあるので注意しましょう。例えば、深夜の電話や職場への連絡などを行って、支払いを催促していきます。
安全なファクタリング会社と悪徳業者を判別する方法
ここでは、安全なファクタリング会社と悪徳業者を判別する方法を紹介します。
契約書があるか
まずは契約書があるかどうかです。安全なファクタリング会社は取引を行う際に契約書を交わします。売掛金の買取に関する詳細な条件が記載されており、双方の権利と義務が明確にされています。
悪徳業者は説明された内容と異なった内容のものを提出することがあります。他にも契約書を交わさないだけでなく、契約書の作成を依頼しても拒まれる場合があるでしょう。
契約書の控えは万が一トラブルにあった際に証拠書類として役立ちます。契約書を作成してくれない場合は悪徳業者である可能性があるため、注意が必要です。
債権譲渡契約であるか
債権譲渡契約であるかも確認しておきましょう。ファクタリングが行う取引は売掛金を売却する「債権譲渡契約」です。契約書には明確に「債権譲渡」や「売買契約」といった表現が使われているはずです。
対して、悪徳業者は「金銭消費貸借契約」を交わし、貸付を行おうとする可能性があります。「金銭消費貸借契約」「ローン契約」などの表現があれば要注意です。契約内容を確認し、債権譲渡契約であることをチェックしましょう。
相場以下の手数料であるか
相場以下の手数料であるかを確認しましょう。ファクタリングは利息制限法が適用されないため、手数料の設定に上限がありません。そのため、極端に高い手数料を請求する業者も存在します。
ファクタリングの手数料相場は、2社間ファクタリングで8%〜18%、3社間ファクタリングで2%〜9%程度です。相場以上の手数料を提示してくる業者は悪徳業者の可能性があるため注意しましょう。。
また、手数料以外の費用を請求してくる場合もあります。たとえば、消費税がかかるといって追加料金を請求してきます。しかし、ファクタリング取引では、消費税がかかりません。
ファクタリングで消費税はかからない?発生しない理由や注意点、手数料を抑える方法を紹介
償還請求権なしの契約であるか
安全なファクタリングは「償還請求権なし(ノンリコース)」の契約です。償還請求権なしの契約であれば、売掛先が倒産するなどして債権が回収できなくなっても、ファクタリング会社は利用者に返金を求めません。
ファクタリングは原則償還請求権なしの契約ですが、償還請求権ありの契約を求められることがあります。
「償還請求権あり(リコース)」の契約は実質的に担保付きの貸付となり、貸金業登録が必要です。貸金業登録していない業者がこのような契約を提案してくるのは違法行為です。
契約書に「償還請求権なし」と明記されているか、またはリスクは全てファクタリング会社が負うことが記載されているか確認しましょう。
担保・保証人はないか
担保・保証人はないかを確認しましょう。ファクタリングでは売掛債権の買取であり、追加の担保や保証人は必要ありません。一方で、悪徳業者は担保や保証人の提出を求めることがあります。
運営会社の情報に問題はないか
安全なファクタリング会社を選ぶ際には、運営会社の情報を確認することが重要です。信頼できるファクタリング会社は、設立年度・資本金・代表者名、本社所在地などの企業情報を公開しています。他にも長期にわたる実績や良好な顧客評価が記載されているケースが多いです。
一方、悪徳業者は企業情報が曖昧だったり、電話番号が携帯電話のみだったり、企業の実態や運営実績が確認しにくい傾向にあります。安全なファクタリングサービスを利用するためには、事前に運営会社の情報をしっかりと確認し、信頼性を見極めましょう。
担当者の対応に怪しい点はないか
担当者の対応に怪しい点はないかをチェックしておきましょう。信頼できるファクタリング会社の担当者は、契約内容や手数料、手順に関して明確かつ丁寧に説明してくれます。メリットだけでなく、デメリットや注意点も正直に伝え、顧客の状況に最適な提案をしてくれるでしょう。
対して、悪徳業者の担当者は説明が不十分であったり、重要な情報を隠したりすることがあります。他にも契約書の確認を行わなかったり、急かすような圧力をかけたりします。これは、悪徳業者が早く取引を始めようとする傾向があるためです。
対応を急かされるあまり、契約を進めてしまうと「高額な手数料を請求された」「ファクタリングだと思って契約したら貸付だった」などトラブルにあってしまう恐れがあります。安全に利用するためにも、担当者の対応を注意深く観察しておきましょう。
ファクタリングの種類
ファクタリングの種類は主に「2社間ファクタリング」と「3社間ファクタリング」があります。
2社間ファクタリングでは、売掛先に知らせずに、利用者とファクタリング会社の間で売掛債権の売買が行われます。売掛先が関与しないため、手続きがスムーズに進みやすいです。
一方、3社間ファクタリングは、売掛先も取引に含まれ、売掛債権の譲渡が売掛先に通知されます。売掛先が関与する分、手続きに時間がかかるものの、2社間ファクタリングに比べると、手数料は低い傾向にあります。
ファクタリングの良い点
ファクタリングの良い点は以下の3つです。
- 融資より資金調達のハードルが低い
- 売掛金の早期回収ができる
- 信用情報に影響がない
融資より資金調達のハードルが低い
ファクタリングの大きな利点の一つは、銀行融資と比較して資金調達のハードルが低いことです。銀行融資では、自社の信用力や財務状況が厳しく審査されますが、ファクタリングでは売掛債権の品質が主な審査対象となります。
そのため、業績が著しくない企業や業績があまりない小規模事業者やスタートアップでも、売掛先の信用力が高ければ資金調達が可能です。ファクタリングと融資の違いについては「ファクタリングと融資の違いは?メリット・デメリットから見る資金調達方法の選び方を解説」で詳しく解説しているので、こちらもあわせてチェックしてみてください。
売掛金の早期回収ができる
売掛金の早期回収ができるのもファクタリングの良い点です。通常、売掛金はすぐには現金化できず支払い期日まで待たなければいけません。
ファクタリングを利用することで、売掛金を期日前に現金化することが可能です。売掛金を早期に回収できるため、急な資金繰りに役立ちます。
信用情報に影響がない
信用情報に影響がないのもファクタリングの良い点の一つです。通常の銀行融資やローンでは、借入れが信用情報に記録され、将来の融資条件に影響を及ぼす可能性があります。
しかし、ファクタリングは売掛債権の売却であり借入とは異なるため、信用情報機関に記録されることはありません。企業は信用度を損なうことなく資金調達ができます。将来的に銀行融資も検討している企業にとってもメリットといえます。
ファクタリングの注意点
ファクタリングの注意点は以下の3つです。
- 手数料が高めである
- 売掛金以上の金額は調達できない
- 取引先との関係に影響を及ぼす可能性がある
手数料が高めである
ファクタリングは手数料が高めである点に注意が必要です。ファクタリング会社は売掛債権の買取に際して手数料を請求しますが、手数料は銀行融資の利息より比較的高いです。特に2社間ファクタリングの場合は入金スピードは早いものの、手数料は8%〜18%程かかります。
調達金額を増やすためにも、なるべく手数料が安いファクタリング会社を選ぶことが重要です。手数料が安いファクタリングについては「ファクタリングにかかる手数料はどれくらい?安く抑える方法や手数料が低めのサービスを紹介」で紹介しているのでぜひ参考にしてください。
売掛金以上の金額は調達できない
ファクタリングは、自社が保有する売掛金をファクタリング会社に売却し、資金を調達する方法です。
企業は売掛金の額面から手数料を差し引いた金額を受け取りますが、売掛金の額を超える金額を調達することはできません。融資のような高額な資金調達は難しいため、他の資金調達方法を検討する必要があるでしょう。
取引先との関係に影響を及ぼす可能性がある
取引先との関係に影響を及ぼす可能性がある点にも注意しましょう。3社間ファクタリングの場合、売掛先にファクタリングの利用を伝える必要があります。
ファクタリングの利用が知られてしまうと売掛先が資金状況を懸念し、今後の取引を減らしたり、中止したりするリスクがあります。そのため、ファクタリングに関して理解がある、利用が知られても問題ない売掛先に選びましょう。資金繰りに余裕がなくても取引先には知られたくない場合は、2社間ファクタリングの利用も検討しましょう。
ファクタリングは合法な取引!優良なファクタリングを利用しましょう
ファクタリングは経済産業省も推奨する安全な取引です。しかし、悪徳業者が横行していたり、金融庁が注意喚起を行ったりしていることから、ファクタリングの安全性を疑う人も少なくありません。
安全にファクタリングを利用するためにも、悪徳業者の特徴を把握し、安全で信頼できるファクタリング会社に依頼することが大切です。
安全なファクタリング会社に申し込みたい人は、ファクタリング一括申請サービス「Payなび」がおすすめです。Payなびではファクタリング会社登録の際に独自の審査を行い、悪徳業者の疑いがある会社は排除しています。Payなびを活用して、安全にファクタリングを活用しましょう。