投稿日:2025.02.07 最終更新日:2025.02.21

資金ショートを防ぐ対策6選!手元資金が不足する原因やリスクとは?

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    「売上が好調なのに資金が足りない」「支払いに充てる現金が不足している」など、資金繰りの悩みを抱える経営者は少なくありません。黒字経営でも資金ショートに陥るケースは意外と多いものです。

    この記事では、資金ショートとは何か、影響やリスク、起こる原因や資金ショートが起こりそうな時に取るべき対策・予防策などを解説します。資金ショートに備えるためにも、ぜひ参考にしてみてください。

    そもそも資金ショートとは

    資金ショートとは、手元資金が枯渇している状態です。分かりやすく言えば、日々の支払いに必要なお金が足りなくなってしまう状況を指します。

    資金ショートによる影響とリスク

    売上が黒字であっても、手元資金がなければ事業を続けることが難しくなります。資金ショートが起こると次のような問題が生じかねません。

    • 取引先への支払いが遅れて信用を失う
    • 従業員の給与が支払えない
    • 日々の営業活動に支障が出る

    最悪の場合、売上が黒字でも倒産してしまうリスクも考えられます。資金ショートにならないためにも、早めの気づきと対策が必要です。

    資金ショートと債務超過の違い

    資金ショートは、直近の支払いに必要な現金が不足している状態です。対して、債務超過は、会社の負債総額が資産総額を上回っている状態です。

    債務超過は財務上の問題ですが、すぐに支払いが滞るとは限りません。資金ショートのほうが、即時の資金繰りという点で深刻な状態といえます。

    資金ショートと赤字の違い

    資金ショートは手元の現金が足りない状態、赤字は収益が費用より少ない状態です。黒字企業でも資金ショートは発生する可能性があり、赤字企業でも手元にお金があれば、すぐには資金ショートになりません。

    ただし、赤字が続くと最終的には資金ショートのリスクが高まるので、やはり注意は必要です。

    なぜ資金ショートが起こるのか?原因や予兆

    資金ショートには様々な原因があります。早期に予兆を見つけ、対策を取ることが重要です。特に注意が必要な原因を見ていきましょう。

    売上の減少・急激な増加

    売上減少は資金ショートの大きな原因の一つです。思うように売上が伸びず、利益が減ってしまうと、その分支払いのための資金がなくなってしまいます。

    一方で、急激な売上増加にも注意が必要です。売上が急増すると、それに伴う仕入れ資金や人件費が先行して必要になります。売掛金の回収までにタイムラグがあるため、一時的に資金繰りが厳しくなることがあります。

    資金繰りの把握・管理不足

    資金繰りの把握・管理不足も資金ショートの原因の一つです。日本の商取引では、すぐ支払うのではなく、まとめて後払いする「掛け取引」が一般的です。そのため、帳簿上では利益が出ていても、しばらく手元に資金がない状態が続きます。

    利益が出ているからと油断し、キャッシュフローを把握できていないと、あっという間に資金ショートになってしまう事態も起こり得ます。

    売掛金の回収遅れ

    売掛金の回収は企業にとって重要な業務の一つです。売掛金の回収が遅れたり、取引先が倒産して回収ができなくなったりすると、予定していた利益が減ってしまうだけでなく、資金繰りに大きな影響を与えてしまいます。

    複数の取引先を抱えていると、つい売掛金の存在を忘れてしまいがちです。請求書の発行漏れがないかをチェックする、入金予定日を把握しておくなどの管理が重要です。

    予期せぬ出費の発生

    事業を続けていると、予期せぬ出費が発生するものです。

    例えば、ビジネスチャンスを逃さないために投資する場合もあれば、設備が故障して修理や買い替えが必要になるケースもあるでしょう。また、取引先からの返品対応や損害賠償の支払いを求められる場合も考えられます。

    こうした予期せぬ出費がかさむと、支払い状況を圧迫し、やがては資金ショートに陥ります。予期せぬ出費は複数同時で発生することもあるため、余裕をもって資金を確保しておくことが重要です。

    自然災害による事業中断

    地震や台風などの自然災害により、事業活動が中断してしまうケースです。建物や設備が壊れたり、電気や水などのインフラが止まったりするなどのリスクが考えられます。

    売上が止まっても固定費は発生し続けるため、資金繰りが急速に悪化する可能性があります。

    資金ショートが起こりそうなときに取るべき対策6選

    資金ショートが起こりそうなときに取るべき対策は以下の6つです。

    • 取引先との交渉で支払い期限の延長を図る
    • 過剰在庫など不要な資産を売却する
    • 金融機関や公的機関からの融資を検討する
    • ファクタリングを活用して売掛金の回収を早める
    • 手形割引を利用する
    • ビジネスローンを利用する

    各対策を詳しく解説します。

    1.取引先との交渉で支払い期限の延長を図る

    資金ショートでは、本来支払う予定だったものが支払えない状態です。そのため、支払先である取引先と交渉して支払期限を伸ばせれば、手元資金を長く残せるため、資金繰りがしやすくなります。

    とはいえ、期限を延長できるかどうかは取引先次第です。期限を延長すると取引先が資金を回収できなくなるリスクが高まります。しっかりと自社の現状を説明し、取引先が納得してくれるような条件を提示することが大切です。

    2.過剰在庫など不要な資産を売却する

    在庫にある資産を売却することで、資金を確保できます。在庫が売れない限りは利益になるどころか、運営コストなどの費用がかかります。なかなか売れずに残っている在庫は売却するか、処分しましょう。

    3.金融機関や公的機関からの融資を検討する

    返済の目処が立っており、返済計画をしっかり説明できれば、融資を受けられるケースもあります。

    銀行や公的機関の融資は金利が低めで、比較的長期の返済が可能なケースが多いため、検討する価値があります。ただし、審査に通る必要があり、時間がかかることも多いため、早めの相談・準備を心がけましょう。

    4.ファクタリングを活用して売掛金の回収を早める

    ファクタリングを活用して売掛金の回収を早めるのも一つの方法です。ファクタリングでは、期日前の売掛金を買い取ってもらえます。取引先と交渉して、売掛金の早期回収が難しい場合は、ファクタリングの利用を検討しましょう。

    なお、ファクタリングを取り扱う会社によって、10〜20%ほどの手数料がかかります。手数料の高いファクタリングを頻繁に利用してしまうと、かえって資金繰りを悪化させるリスクがあります。

    ファクタリングを利用する際は、複数社を比較検討して手数料が低いファクタリングを選び、一時的な資金ショートを解消するための利用に留めましょう。

    Payなびを活用すれば、複数のファクタリング会社に一括で申し込みができ、手数料の比較検討が簡単です。最短30分での審査完了、60分での資金化に対応しているため、急な資金需要にも対応可能です。

    5.手形割引を利用する

    手形割引も、急に資金が必要になった際に効果的な選択肢の一つです。ファクタリングと似ており、手形割引では、満期日になるまで現金化することはできない手形を満期日前に現金化できます。

    ただし、手形割引には償還請求権といって、手形の振出人から資金が支払われないとき、手形割引の利用者に対して請求できる権利があるため利用には注意が必要です。

    なお、ファクタリングでは、償還請求権なしの契約を結ぶことが可能です。仮に売掛先が倒産しても、売掛金を弁済する必要はありません。

    6.ビジネスローンを利用する

    ビジネスローンは、事業資金を借りられる金融商品です。銀行や信販会社、消費者金融などの金融機関が取り扱っています。

    比較的審査が通りやすく、早く借入できるメリットがあります。銀行系のビジネスローンだと即日は厳しいですが、消費者金融であれば即日で利用できる可能性があります。

    ただし、銀行融資などと比べると金利は高めなので、返済の見通しはしっかり立ててから利用するようにしましょう。

    資金ショートを防ぐ6つの予防策

    ここでは、資金ショートを防ぐための予防策を6つ紹介します。

    • 資金繰り表を作成をして収支状況を可視化する
    • 在庫の管理を徹底する
    • 債権管理を徹底し売掛金の回収漏れを防ぐ
    • 無駄な経費を見直して支出を抑える
    • 予め融資などを利用して資金を調達しておく
    • 税理士や中小企業診断士などの専門家にアドバイスを仰ぐ

    それぞれの予防策を詳しく見ていきましょう。

    1.資金繰り表を作成をして収支状況を可視化する

    資金ショートは、収益が発生したり帳簿に計上したりするタイミングと、実際に入金されたり支払ったりするタイミングのズレを把握できていないのが原因です。資金繰り表を作成して収支状況を可視化しましょう。

    また、資金繰り表は、単に作成するだけでなく、定期的な更新と見直しが重要です。予定した金額と実績を照らし合わせ、差異がないか確認しましょう。差異がある場合はその原因を突き止め、対策を講じる必要があります。

    2.在庫の管理を徹底する

    在庫管理を徹底することも、資金ショートの予防に繋がります。しっかり在庫を把握できていないと、必要以上に在庫を発注してしまいかねません。

    過剰在庫というほど、必要な需要量より多く仕入れてしまうと、維持費や保管費用がかかるだけでなく、収益が減り、キャシュフローに悪影響を及ぼすリスクがあります。

    自社にどれだけの在庫をしっかり把握し、データに基づいた需要予測で適正な在庫量を維持することが重要です。定期的な棚卸しと在庫状況の分析を行い、効率的な発注計画を立てましょう。

    3.債権管理を徹底し売掛金の回収漏れを防ぐ

    債権管理も、資金ショートの対策の1つです。売掛金は回収して初めて利益になります。売掛金の回収ができないと、利益が得られず、資金繰りに影響してしまいます。

    自社がどのような債権を持っていて、いつまでにいくら入金されるのかを正確に把握することが重要です。請求書の発行忘れや入金の確認漏れがないよう、債権リストを作成したり、債権管理システムを導入したりするなどして、適切な管理体制を整えましょう。

    また、取引先の支払い状況を定期的にチェックし、遅延の兆候がある場合は、ファクタリングの活用を検討するなど、早めに対応することが大切です。

    4.無駄な経費を見直して支出を抑える

    無駄な経費を見直して支出を抑えることも、資金ショートの予防に効果的です。売上に対して過剰な支出となっている項目がないか、全体を確認しましょう。

    ただし、人件費などを闇雲に削減してしまうと、事業の成長を妨げる可能性があるため、慎重な判断が必要です。

    5.予め融資などを利用して資金を調達しておく

    金融機関からの融資は入金まで2週間〜1ヶ月かかりますが、早めに資金ショートを把握できていれば、検討できます。資金ショートの原因や改善計画、返済の見通しを明確に説明できれば、融資を受けられる可能性が高まります。

    また、融資以外の資金調達手段も視野に入れておくことが重要です。ファクタリングや手形割引など、状況に応じた適切な手段を選択できるよう、事前に情報収集をしておきましょう。

    6.税理士や中小企業診断士などの専門家に相談する

    税理士や中小企業診断士などの専門家に相談するのも1つの方法です。資金繰りが厳しくなってきた際は、早めに相談することで、解決の糸口が見つかるかもしれません。

    専門知識やノウハウをもつ第三者に相談することで、多角的な視点でアドバイスをもらえます。融資や資金調達にも精通しているため、必要に応じてサポートも受けられます。

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    また、複数の支払いをまとめて管理できるため、資金繰りの見通しも立てやすく、資金ショートの対策につながります。

    資金ショートを防ぐために事前の対策を忘れずに

    この記事では、資金ショートの原因や対策について解説しました。

    資金ショートの予防には、早めの対策が重要です。資金繰り表による収支の把握や在庫管理の徹底、売掛金の回収管理など、できることから始めていきましょう。日頃からの備えで多くのリスクを防ぐことができます。

    この記事を書いた人

    Payなび運営チーム

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