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コラム
最近、ネット上などで見かけるようになったリバースファクタリングとは?
リバースファクタリングとは、一般的なファクタリングを逆にした内容のサービス
まだ広く一般には知られていませんが、最近になってインターネット上などでリバースファクタリングという名称を見かけるようになりました。「リバース」という言葉にヒントが隠されているようですが、これはいったいどのようなサービスなのでしょうか?
英語の「リバース」は、日本語に訳すと「逆にすること」を意味します。リバースファクタリング」はそのネーミングの通りで、一般的なファクタリングを逆にした内容のサービスになっています。
簡潔に説明すると、発注企業が外注先から受け取った請求書に記載された金額の支払いをファクタリング会社に一時的に立て替えてもらうというサービスです。発注企業がファクタリング会社に立て替え金を支払うのは後日なので、その分だけ支払いサイト(猶予)を延長することが可能となります。
ファクタリングとは逆で、仕事を発注する側(買掛先)が利用を申し込む
こう説明されても、すぐにはピンとこないかもしれません。そこで、通常のファクタリングとリバースファクタリングにおけるサービス利用の流れを比較してみましょう。
通常のファクタリングでは、次のようになっています。
① 受注先が商品・サービスを発注元に提供し、請求書を発行して「売掛債権」が発生
② 受注先がファクタリングの利用を申し込む
③ 「売掛債権」を所有する受注先とファクタリング会社が契約を結ぶ
④ ファクタリング会社が「売掛債権」を買い取り、所有者(受注先)に代金を支払う
⑤ 支払い期日に発注元から入金があったら、それをファクタリング会社に送金する
※2社(者)間ファクタリングの場合
これに対し、リバースファクタリングでは次のような流れで取引が進められていきます。
① 受注先が商品・サービスを発注元に提供し、請求書を発行して「売掛債権」が発生
② 発注元がファクタリングの利用を申し込む
③ 「買掛債務」を負う発注元とファクタリング会社が契約を結ぶ
④ ファクタリング会社が買掛金を立て替えて受注先に支払う
⑤ 支払い期日に、発注元がファクタリング会社に立て替えてもらった資金を支払う
※①の「売掛債権」は、発注元にとって「買掛債務」に該当
一般的なファクタリングでは、サービスの利用を申し込むのは請求書を発行した受注先(買掛先)です。ところが、リバースファクタリングは請求書を受け取った発注元(売掛先)がファクタリング契約を結ぶことになります。
受け取った請求書の支払い期日よりも実際の支出を先延ばしにできる
ファクタリングが仕事を請け負う側に向けた早期現金化のサービスであるのに対し、リバースファクタリングは外部に仕事を発注する側のニーズに応えるサービスなのです。発注元にとっては、立て替えてもらった時点からファクタリング契約で定めた期日(立て替え分の支払い期限)まで支払いを先延ばしにできるのがメリットです。
普段、受注先として発注元へ商品・サービスの提供している側は、代金の支払いサイトを短くする目的でファクタリングを利用していることでしょう。ただ、その一方で受注側は商品・サービスを提供するに当たって、原材料の仕入れなど、何らかの出費(経費の支払い)も伴っているはずです。
ファクタリングで請求書発行から入金までのタイムラグを短縮するとともに、リバースファクタリングで支払いサイトを延長できれば、より資金繰りが楽になることを期待できるでしょう。また、複数の受注先(買掛先)からリバースファクタリングの利用に関して同意を得られれば支払いを一本化できるので、振込手数料などの負担や経理事務の労力の削減にも結びつきそうです。
リバースファクタリングは、いくつかの難点が存在していることも確か
ただし、リバースファクタリングにはいくつかの難点があることも確かです。まず、契約形態が3社(者)間ファクタリングであるため、受注先(買掛先)からこの利用に関して合意が得られることが大前提となります。
希望に応じて支払い期日よりも早く代金を受け取れることは、受注先(買掛先)にとってメリットとなるでしょう。とはいえ、このサービスの利用手数料は受注先(買掛先)が負担するので、その点に難色を示す可能性も考えられます。
そして、リバースファクタリングを利用するためには「全銀電子債権ネットワーク(でんさいネット)」が取り扱う「電子記録債権(でんさい)」を導入する必要があることも、受注先(買掛先)にとっては大きなネックとなるでしょう。「でんさい」は手形・振込に代わる新たな決済手段ですが、まだ普及が進んでいないのが実情です。
なお、リバースファクタリングの利用に当たっては、受注先(買掛先)のみならず発注元も「でんさい」を導入することが前提となってきます。
さらに言えば、リバースファクタリングを取り扱っている事業者がまだ限られていることも難点に挙げられるでしょう。それだけに世間ではあまり認知されていませんし、仮にその存在を知っていたとしても、一部の大手企業向けの資金調達サービスだと受け止められがちです。
まとめ:実際の利用はともかく、リバースファクタリングの存在を知っておいて損はない
リバースファクタリングとは、発注元が受注先から受け取った請求書に記載された金額の支払いをファクタリング会社に一時的に立て替えてもらうというサービスです。3社(者)間ファクタリングの契約形態であるため、受注先から合意を得る必要があります。
しかし、リバースファクタリングの利用手数料は重中先が負担することになるため、なかなか合意を得られない可能性も考えられます。まだ取り扱っている事業者も非常に少なく、利用はごく一部の大手企業に限られているのが現状です。
ただ、資金調達や支払いサイト延長などの手段に関して、できるだけ知見を広げておくことは経営者にとって大きなプラスとなりうるでしょう。こうした新しいサービスについて、積極的に情報収集を行うことをお奨めします。

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