クレジットカードで銀行振込はできる？代替手段や注意点も解説

事業における支払い手段として定着したクレジットカード。ポイントも貯まって便利なクレジットカードですが、取引先への銀行振込にも使えるのでしょうか。

結論、クレジットカードで銀行振込を行うことはできません。

本記事では、クレジットカードでの銀行振込ができない理由や、活用できる代替手段を解説します。ぜひ参考にしてみてください。

クレジットカードで銀行振込はできる？

冒頭で述べたように、クレジットカードで銀行振込はできません。手元にキャッシュカードや資金がなかった場合、クレジットカードでの請求の支払いを検討される方も多いでしょう。

キャッシュカードであれば、入金や振込などの機能が備わっています。

一方、クレジットカードには振込機能がありません。ショッピング、キャッシング、各種支払いの確認など、決済に関する機能が中心となっています。クレジットカードを使って相手の口座に直接振り込むことはできないのです。

クレジットカードで銀行振込ができない理由

クレジットカードで銀行振込ができないのは、各カード会社がクレジットカードの現金化を禁止しているためです。クレジットカードの現金化とは、クレジットカードを使って商品やサービスを購入し、それを現金に換えることです。

クレジットカード会社では、カード会員や加盟店から受け取る手数料が主な収入源となっています。カードでの支払いが現金化されてしまうと、この収益モデルが成り立たなくなってしまいます。

クレジットカードの現金化を行うと、規約違反となり、カードの利用停止や強制解約などを受けるリスクがあるため、絶対にやめましょう。

クレジットカードで銀行振込する代替手段

クレジットカードで銀行振込する代替手段として、キャッシング枠を利用する方法があります。

クレジットカードのキャッシング機能を利用して現金を借り入れて、その後に銀行振込を行う方法です。クレジットカードにキャッシング機能があれば、提携先の銀行窓口やATMで金額を引き出すことができます。

注意点

ただし、キャッシング枠とショッピング枠は、通常合算で管理されています。そのため、キャッシング枠を使ってしまうと、その分ショッピング枠の利用可能額が減ってしまうのです。

例えば、ショッピング枠が50万円で、キャッシングで20万円を借入してしまうと、ショピング枠で使える金額は、30万円に減ってしまいます。

また金利が15〜18%と高めに設定されているのもデメリットです。利息を含めた金額を支払う必要があるため、返済が負担になる可能性があります。キャッシングを利用するのであれば、しっかり返済計画を立てた上で、利用を検討しましょう。

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【まとめ】クレジットカードで銀行振込はできない！

クレジットカードでの銀行振込は、現金化とみなされるためできません。ただし、「カード払いくん」などの請求書カード払いサービスを利用すれば、支払代行という形でカード決済が可能です。

資金繰りの改善に活用する場合は、手数料やサービス内容をよく確認した上で、自社に合ったサービスを選びましょう。